すっぽんには疲労回復効果がある!

すっぽんは、疲労を引き起こす原因となる血行不良や睡眠不足、自律神経の乱れ、活性酸素の攻撃を予防、改善する働きがあります。
さらに、疲労回復に効果がある栄養素を豊富に含んでいます。
すっぽんは、これらの働きや成分の相乗効果で疲労を回復します。

疲労を引き起こす原因を予防、改善する

血行不良

すっぽんは不眠の原因のひとつ、血行不良を改善します。

血液は酸素や栄養素、熱を身体中に運搬し、老廃物や疲労物質を回収する働きがあります。
血行が悪くなると酸素や栄養素が足りなくなってエネルギーの生産量が減ってしまいます。
また、疲労物質が回収されにくくなるため、疲労を感じやすくなります。

すっぽんは、次の4つの働きで血行を改善し、疲労を回復します。

  • 血管を拡張する
  • 血液をさらさらにする
  • 造血作用
  • 活性酸素を除去する(抗酸化作用)

すっぽんの血行を良くする詳しい働きはこちらから

自律神経の乱れ

すっぽんは自律神経の乱れを整えて、自律神経の乱れによる疲労を回復します。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、自動的に状況に応じて切り替わります。
自律神経が乱れて常に交感神経が優位な状態が続くと、緊張が解けずに血管が収縮してしまいます。
そうなると、筋肉のこわばりが取れなくなったり血圧が高くなったりして疲労を感じます。

すっぽんは、自律神経の乱れの原因となる次の3つの症状を予防、改善します。

  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ

すっぽんの自律神経の乱れを整える詳しい働きはこちらから

睡眠不足

すっぽんは、不眠を解消して睡眠不足による疲労を改善する働きがあります。

睡眠が不足すると自律神経の働きが乱れます。
そうなると、1-2.自律神経の乱れで説明したように、筋肉がこわばったり血圧が上昇したりして疲労を感じます。

また、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
成長ホルモンには疲労回復を促す働きがあるため、分泌量が減ると疲れが取れにくくなります。

すっぽんは、不眠に効果がある以下の成分を含んでいます。

  • グリシン
  • トリプトファン
  • カルシウム、マグネシウム

さらに、不眠を引き起こす次の症状を改善します。

  • 冷え
  • ストレスによる自律神経の乱れ

すっぽんの不眠に対する詳しい働きはこちらから

活性酸素の攻撃

すっぽんは、活性酸素を除去して活性酸素の攻撃による疲労を防ぎます。

内臓、呼吸、目などをはじめ、身体中の器官の調整を行っている自律神経は、脳の視床下部(ししょうかぶ)というところでコントロールされています。
視床下部が活性酸素に攻撃されると神経細胞が破壊され、機能が低下してしまいます。
そうなると、全身の器官がスムーズに働きにくくなり疲労を感じます。

すっぽんに含まれているビタミンEには高い抗酸化作用(活性酸素を除去する働き)があります。

すっぽんに含まれる疲労回復に効果がある成分

すっぽんには疲労回復に効果がある次の成分が含まれています。

  • アミノ酸
  • ビタミンB1、B2

アミノ酸

アミノ酸には疲労を回復する効果があります。

すっぽんには、アミノ酸が20種類も含まれています。
その中でも、特にアルギニンとBCAAと呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンには高い疲労回復効果があります。

アルギニン

すっぽんにはアルギニンが豊富に含まれています。

アルギニンは疲労物質のひとつ、アンモニアを解毒する働きがあります。
また、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは、睡眠不足の解消に役立つ他にも、脂肪の代謝を促進したり筋肉を強くしたりして疲労を回復する働きもあります。

さらに、アルギニンには血行を良くする働きもあるので、疲労の原因の血行不足を改善する働きがあります。

このように、アルギニンには高い疲労回復効果があります。

アスパラギン酸

アスパラギン酸は疲労物質の乳酸を分解して疲労を回復します。
また、エネルギーを作り出すクエン酸回路の働きに必要なカリウムやマグネシウムを細胞に取り込む助けをします。
クエン酸回路がスムーズに回ると効率良くエネルギーが生産されるため、疲労が軽減されます。

グルタミン酸

グルタミン酸はアンモニアを取り込んでグルタミンに変換することで無毒化し、体外に排出して疲労を回復します。

BCAA

3つ揃ってBCAAと呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンは、筋肉を作っているたんぱく質の約35%を占めています。
BCAAは、筋肉を強化したり、傷ついた筋肉を修復したりして筋肉の疲れを回復します。
また、BCAAはグルタミン酸の材料となってアンモニアの分解を助けます。

ビタミンB1、B2

ビタミンB1とB2は、「疲労回復のビタミン」と呼ばれています。

ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変換して疲れを回復します。
ビタミンB1が不足するとエネルギーが不足して乳酸が発生し、疲労を感じます。

ビタミンB2は、炭水化物、たんぱく質、脂質をエネルギーに変換します。
特に脂質の代謝に欠かせない成分で、脂肪を燃焼してエネルギーに変換し、疲労回復を促進します。