すっぽんには、血流を良くする働きがあります。
ここでは、すっぽんの血流改善効果について詳しく説明します。
すっぽんの血流を良くする働き
血管を拡張する
すっぽんは、血管を拡張する効果があります。
すっぽんには、アルギニンが豊富に含まれています。
アルギニンは、血管を拡張したり血管に弾力を与えたりして血流を良くする働きがある一酸化窒素を生成します。
血液をサラサラにする
すっぽんは、血液をサラサラにして血行を良くする働きがあります。
すっぽんには、血液中の中性脂肪値やコレステロール値を下げて血液をサラサラにする働きがある不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
すっぽんに含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、中性脂肪値やコレステロール値を下げて血液をサラサラにする働きがあります。
DHAやEPAは、体内で合成できないので食事から摂取する必要がある必須脂肪酸です。
青魚に多く含まれていますが、肉食がメインの食生活では不足しがちな成分です。
また、次の不飽和脂肪酸も含んでいるので、これらの成分の相乗効果で血液をサラサラにして血流を良くします。
成分名 | 効果 |
---|---|
リノール酸 | 悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす |
オレイン酸 | 悪玉コレステロールだけを減らして善玉コレステロールを増やす |
リノレン酸 | 体内でDHAやEPAに変換される |
造血作用
すっぽんには造血作用がある次の成分が含まれているので、血液の量を増やして血流を良くします。
成分 | 働き |
---|---|
鉄 | 赤血球の主な成分のヘモグロビンの材料となる |
ビタミンB6 | ヘモグロビンの材料のたんぱく質を合成するのに必要 |
ビタミンB12 | ヘモグロビンをつくるのに必要な成分 |
葉酸 | ・ヘモグロビンをつくるのに必要 ・ビタミンB12と一緒に摂ると効果的 |
活性酸素を除去する
すっぽんは、活性酸素を除去して血管が固く、狭くなって血行が悪くなるのを防ぐ働きがあります。
活性酸素は、加齢やストレス、紫外線、激しい運動、たばこなどが原因で増えすぎると、正常な細胞を攻撃してしまいます。活性酸素が血液中のコレステロールや中性脂肪を酸化すると、分解しにくい「過酸化脂質」が発生します。この過酸化脂質は、血液をドロドロにしたり、血管壁に付着して血行を悪くする原因となります。
活性酸素を除去する働きを抗酸化作用といいます。
すっぽんに含まれているビタミンEには、高い抗酸化作用があります。ビタミンEはコレステロールの酸化を抑えて過酸化脂質の生成を防ぎます。
また、毛細血管を広げて血流を良くする働きもあります。
血行不良によるさまざまな症状を予防、改善する
すっぽんは、血行不良によるさまざまな症状を予防、改善する効果があります。
血液は酸素や栄養素、熱を身体中に運搬し、老廃物を回収する働きがあります。
血液の流れが悪くなると、酸素や栄養素、熱が身体のすみずみに行き渡りにくくなり、老廃物が溜まってしまいます。
そうなると、
- 冷え
- 不眠
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 生理痛
- ED(勃起不全)
- 肌のトラブル
- むくみ
- 薄毛、抜け毛
などを引き起こす場合があります。
ビタミンCと一緒に摂ると効果的
鉄は吸収率が低く、摂取した量の10%程度ほどしか吸収されません。
ビタミンCは鉄の吸収率を高める働きがあるので、一緒に摂取すると鉄の効果を高めます。
また、高い抗酸化作用もあるので、すっぽんと一緒にビタミンCを摂取すると血流改善効果がより高くなります。
血流を改善する薬を服用している人は注意が必要
このように、すっぽんには血流を改善してさまざまな体の不調を予防、改善する効果があります。
しかし、すでに血流が悪く、血流を改善する薬を服用している人がすっぽんを摂取すると、効果が強く出すぎて血が止まりにくくなるなどの悪影響を及ぼす可能性があります。
血栓、脳梗塞、心筋梗塞などの病気で血流を良くする働きがある薬を服用している人は、すっぽんを摂取する前に必ず医師に相談してください。
すっぽんサプリをお勧め
すっぽんには血流を良くする働きがありますが、一回食べれば効果が出るわけではありません。
すっぽんによる血流改善効果を得るには、適切な量を毎日続けて摂取する必要があります。
生のすっぽんは高価な上に、インターネットや養殖場でしか購入できません。
また、捌いて料理するのも手間暇がかかるので、毎日摂取するのは現実的ではありません。
しかし、すっぽんサプリなら、生よりも手頃な値段で手軽に毎日摂取できます。
ですので、血流が気になる人にはすっぽんのサプリメントをお勧めします。