すっぽんには、国産のものと外国産のものがあります。
外国産は、ほとんどが中国、台湾、ベトナムのものです。
一般的には、外国産より国産の方が栄養価や安全性が高く、味も良いとされています。
ここでは、すっぽんの外国産と国産の違いについて詳しく説明します。
国産のすっぽんと外国産のすっぽんの違い
栄養価
すっぽんの栄養価は、国産の方が外国産よりも高いものが多いです。
特にアミノ酸の含有量は、台湾産と国産では多いものでは10倍も異なっています。
すっぽんは、水質管理や餌が異なると栄養価も異なります。
外国産は、水質や餌の管理が国産ほど良くないものがほとんどです。
味
国産のすっぽんは柔らかいが歯ごたえもあり、あっさりしていますが味わい深い味がします。
外国産は国産に比べて、味は濃いですが固いです。
安全性
国産のすっぽんは生産者や安全管理がはっきりしているものが多いので、安全性が高いです。
外国産は、安全性がはっきり判明しないものもあります。
特に中国産のすっぽんやその加工品からは、平成25年に日本では含有してはならない、とされているエンロフロキサシン(抗菌薬)が検出されています。
現在は、中国産のすっぽんにはエンロフロキサシンの有無の検査が行われています。
飼育年数
国産は、飼育年数が長いものが多く、長いものでは3年から5年ほど飼育しています。
それに対して外国産は、温室飼育で1年未満のものが多いです。
すっぽんは、冬に冬眠すると質の良い脂を体に蓄えます。
ですので、長く飼育した方が栄養価が高くなり、味も良くなります。