すっぽんは、動脈硬化の原因となるストレスやコレステロール値の上昇を改善し、活性酸素による攻撃を防ぎます。
さらに、動脈硬化を引き起こす病気を予防、改善する働きもあります。
すっぽんはこれらの働きの相乗効果で動脈硬化の予防、改善に役立ちます。
動脈硬化の原因を改善する
すっぽんには、動脈硬化の原因となる活性酸素による攻撃、ストレス、コレステロール値の上昇を防ぐ働きがあります。
すっぽんには動脈硬化の原因のひとつ、活性酸素の攻撃を防ぐ働き(抗酸化作用)があります。
活性酸素は、ストレスや加齢、紫外線、たばこなどが原因で増えすぎると正常な細胞を攻撃し、酸化してしまいます。
活性酸素によって血管が酸化すると、固く狭くなって動脈硬化の原因となります。
すっぽんには、高い抗酸化作用があるビタミンEが含まれています。
ストレスを緩和する
すっぽんには、ストレスを緩和する働きがあります。
過度のストレスを感じたりストレスを長く受け続けると、活性酸素が増加してしまいます。
活性酸素は活性酸素による攻撃で説明したように、動脈硬化の原因となります。
すっぽんにはストレスを緩和する働きがあるので、活性酸素の増加を抑えます。
コレステロール値の上昇を防ぐ
すっぽんには、コレステロール値の上昇を防ぐ働きがあります。
悪玉コレステロールは、血管の壁に沈着して血管の壁を狭くしてしまいます。
また、悪玉コレステロールが活性酸素に攻撃されると超悪玉コレステロール(酸化悪玉コレステロール)になります。
超悪玉コレステロールは小型で血管の壁にもぐりこみやすいので、動脈硬化を引き起こすリスクが一番高い物質とされています。
すっぽんは、コレステロール値を下げる働きがあるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を含んでいます。また、一緒に摂取すると効果が高まるオレイン酸やリノール酸も含まれています。
すっぽんはこれらの脂肪酸の働きで、コレステロール値の改善に高い効果があります。
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動脈硬化を引き起こす病気を予防、改善する
すっぽんは、進行すると動脈硬化を引き起こすリスクが高い次の3つの病気を改善します。
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高血圧
糖尿病
すっぽんは、動脈硬化を引き起こす恐れがある糖尿病を予防、改善します。
糖尿病になると血管障害が起こるため、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
すっぽんは、血糖値を下げる働きがあるビタミンやミネラルを多く含んでいます。
さらに、糖尿病の原因であるストレスや肥満を改善する働きもあるので、糖尿病を防ぎます。
脂質異常症
すっぽんは、脂質異常症を防いで動脈硬化に進行することを防ぎます。
脂質異常症の人はコレステロール値が一定の基準よりも高いので、1-3.コレステロール値の上昇を防ぐ で説明したように、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。
すっぽんには、上記で説明したようにコレステロール値を下げる働きがあります。
さらに、脂質異常症の予防に効果がある肥満の改善や、抗酸化作用があります。
高血圧
すっぽんは高血圧を予防、改善して動脈硬化になるのを防ぎます。
血圧が高い状態が続くと血管の壁に高い圧力がかかります。血管が傷ついたり血管に負担がかかったりするため、動脈硬化になりやすくなります。
すっぽんには、高血圧を予防する働きがあるカルシウムやマグネシウム、カリウムが含まれています。
さらに、高血圧の改善に役立つ以下の働きがあります。
- ストレスによる自律神経の乱れを改善する
- 活性酸素の攻撃を防ぐ
- コレステロール値の上昇を防ぐ
- 肥満を解消する
ビタミンCと一緒に摂ると効果的
活性酸素による攻撃を防ぐで説明したように、抗酸化作用がある成分は動脈硬化の改善に効果があります。
すっぽんに含まれているビタミンEは、活性酸素の攻撃を自らが身代わりとなって受けて他の物質の酸化を防ぎます。
ビタミンCは、活性酸素と反応して酸化したビタミンEを再生する働きがあります。
その上、ビタミンCにも高い抗酸化作用があるので、ビタミンEとCを同時に摂取すると相乗効果でより高い抗酸化作用が期待できます。
生活習慣の見直しも大切
このように、すっぽんには動脈硬化を予防、改善する効果があります。
しかし、すっぽんを摂取しただけで動脈硬化が改善するわけではありません。
すっぽんを摂取しながら次のことを心がけると、動脈硬化の予防、改善により高い効果が期待できます。
- バランスの良い食事を適量摂る
- 食物繊維やDHA、EPAが含まれる食品を心がけて摂る
- 肥満にならないよう心がける
- 適度な有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、ジョギングなど)を行う
- 禁煙する・・・タバコは活性酸素を増やし、動脈硬化になるリスクを高める