すっぽんのにおいと味

すっぽんのにおい

すっぽんは亀の一種なので、生のすっぽんは少し生臭い匂いがします。

臭う原因のひとつは体表を覆う薄皮なので、下処理の時に薄皮を丁寧に剥がすとほとんど臭わなくなります。
また、鮮度が大切で、鮮度が下がったものは生臭くなります。

新鮮なすっぽんをきちんと下処理したものは、生臭いにおいはありません。

すっぽんはあっさりと淡泊な味で、鶏肉に似ています。
しかし、鶏肉と違って表現しがたい深い味わいがあり、美味な食材として有名です。

すっぽんは捨てるところがほとんどなく、ほぼすべてを食べることができます。

甲羅のふちの部分はエンペラと呼ばれ、コラーゲンが豊富に含まれていてコリコリとしています。
全体的にはあっさりしていますが、首の部分は味が濃く、卵も濃厚な味がします。
また、鍋にした場合はスープが一番おいしいとも言われ、和風なのに上等のコンソメのような味わいがあります。

すっぽんは鍋が有名ですが、刺身や空揚げも大変おいしいです。
刺身はふぐ刺しに似た触感や味がし、空揚げは鶏肉よりも濃厚な旨味があります。

すっぽんの生き血は鉄の味が強く、人によっては生臭さを感じる人もいます。
すっぽんは大変おいしい食材ですが生き血だけはどうも苦手、という人もみられます。

すっぽんをサプリメントで摂取する場合は、においや味はほとんどしません。

すっぽんは、滋養強壮や精力増強、美肌効果をはじめ健康維持や美容に効果があります。
ただし、一度食べただけで効果が発揮されるわけではなく、毎日適量を摂取し続ける必要があります。

しかし、すっぽんは購入しにくく、購入できても捌いたり料理したりするのが大変です。
また、高価でもあるので、すっぽんを毎日食べるのは現実的ではありません。

すっぽんの効果を期待する場合は、サプリメントで摂取することをお勧めします。
サプリメントの錠剤やカプセルはにおいや味はほとんどしません。
特に、カプセルの場合は味も匂いも全くしません。